「鬼滅の刃」20巻ネタバレ・・・黒死牟と縁壱について語りたい!真の表紙に泣けてくる・・・【北海道にも売ってます】
鬼滅の刃20巻。
『匪石之心が開く道』。その内容がとっても素晴らしかった!
「特装版」が話題になっているこの20巻ですが、
もちろん、その内容もとっても素晴らしいものとなっております!
前回は16種のポストカードについて書きましたが👇
今回はその内容について、書きたいと思いますっ!!
全部で16種類あったんだよね!
ポストカードとしては使えないよ~!
※この先はネタバレとなります。
知りたくない方は絶対に読まないで下さい!
第170話 不動の柱
黒死牟との死闘の場面です。
無一郎と玄弥は手酷い傷を負いましたが
皆の役に立とうと、死を覚悟して再度戦いの場に向かいます。
その頃、黒死牟は悲鳴嶼さんに痣が出ていることを憂います。
それは25歳までに死んでしまうから。
痣の出現により飛躍的に力は上がるのですが、
寿命を大幅に縮め死期を早めてしまうのです。
しかし、悲鳴嶼さんは動じません。
むしろそれを知っていたのです、死は覚悟の上です。
痣を出しても25歳以上まで生きた者の存在を言い、逆に黒死牟を動揺させます。
その頃、不死川は黒死牟に斬られた腹を応急手当していました。
そして不死川も痣を出し、悲鳴嶼さんと連携し黒死牟に立ち向かいます。
第171話 変ずる
その頃、玄弥は黒死牟の落ちていた髪の毛を食べていました。
それにより黒死牟の力を得る玄弥!
その力は凄まじいもの。
さらに鬼化が進み、無惨の声が頭に響くくらいのものでした。
そして、戦いながら黒死牟は思います。
二人の実力が非常に高いことを。
さらに反応速度の上がる二人。
黒死牟の耳を斬り落とし、着衣を切り裂くほど。
しかし、追い詰められた黒死牟はさらに刀を伸ばし、鋭い攻撃を放つのでした。
第172話 弱者の可能性
扉絵は無一郎と玄弥。
玄弥に、刀を、斬られた手に結んでもらう無一郎。
二人の死を覚悟した表情。空気が重いです・・・。
不死川は刀を持つ指を斬られ、指を2本落とします。
それは悲鳴嶼さんが、黒死牟の攻撃の軌道を
変えてくれなければ両腕を斬られていたかも知れないという一撃でした。
稀血も効かない黒死牟になすすべはないのでしょうか。
その様子を遠隔で見ていたお館様。
不死川と悲鳴嶼さんの加勢に
炭治郎と富岡を行かせるか進言されますが、
そのまま炭治郎達を無惨の元に向かわせます・・・。
今戦っている4人が、必ず黒死牟を倒すと信じているお館様なのでした。
黒死牟の長い刀から繰り出される攻撃は、
その範囲を倍以上に伸ばし、速さもあります。
その攻撃に悲鳴嶼さんも焦ります。
不死川もその攻撃を避けるのに精一杯。
凄まじい黒死牟の攻撃が不死川を襲った瞬間!
無一郎が助けます!
その様子を遠くから見つめる玄弥。
あまりにもレベルが違うこと。弱い自分を悔しがります。
しかし、玄弥は炭治郎から言われた
「一番弱い人が、一番可能性を持っているんだよ」
という言葉を思い出します。
そして、仲間や兄を死なせたくないと
再度覚悟を決める玄弥。黒死牟の刀を口にします!
第173話 匪石之心が開く道
さぁ、今回の20巻のタイトルにもなっている回が来ました!
匪石之心(ひせきのこころ)とは・・・、
節操が固く何事にも動じない堅固な心の例え。
決して揺らぐことのない信念。
転がる石と違い、移ろうことのない心。
悲鳴嶼さんは黒死牟に
全て攻撃を読まれていることに違和感を覚えます。
そして注意深く黒死牟をみた時!
黒死牟の筋肉の動きをみることが出来ました!
悲鳴嶼さん、ついに透き通る世界に到達したのです。
片腕を失い出血の続く無一郎。
残された時間が少ないことを悟り、攻撃をしかけます!
それを汲み取り瞬時に同時攻撃をしかける悲鳴嶼さん。
黒死牟の目をかいくぐり、数珠を手に当て一瞬のスキを作ることに成功します。
次の瞬間!
無一郎の刀が黒死牟の胴体を貫通します!
そして無一郎にも透き通る世界がみえていることを黒死牟は気付きます。
玄弥は無一郎から、自分を犠牲にしていいから、
黒死牟もろとも撃つよう言われていました。そして、黒死牟を撃つのでした!
第174話 赤い月夜に見た悪夢
玄弥によって撃ち込まれた
弾丸から血鬼術により、黒死牟の体に木が生えます!
動きを封じられる黒死牟。
そこに斬りかかる悲鳴嶼さんと不死川!
黒死牟は、生命の危機を感じ懐かしさを覚えます。
そうそれは400年前の赤い月の夜のこと・・・。
それは80歳を超えた縁壱さん。
鬼となった兄、黒死牟との再会でした。
黒死牟は25歳を超えて
生きている縁壱さんに何故生きているのか問います。
「お労わしや 兄上」
涙を流す縁壱さん。
鬼となって生きながらえる兄に対し、憐れむ縁壱さん。
黒死牟は自身の感情に困惑します。
鬼狩りである弟、醜く老いた弟を、ただの肉の塊であるであろう弟を、
鬼狩りである以上殺さなければならないと・・・。
しかし、縁壱さんが刀を握った瞬間。凄まじい威圧感が黒死牟を襲います。
「参る」
縁壱さんが言った直後、黒死牟の頸が半分斬れます!
それは全盛期と変わらない威力と速さ。
次の一撃で必ず頸を落とされるという確証。
しかし、縁壱さんから次の一撃が放たれることはありませんでした。
立ったまま、縁壱さんの寿命は尽きていたのです・・・。
第175話 後世畏るべし
縁壱さんの寿命が、もう少し長ければ死んでいたという屈辱。
最高の剣士が死んだことで
生き続けなければならないという使命感。
こうして醜い姿になっても・・・。
その縁壱さんとのやりとりを
一瞬のうちに思い出した黒死牟は、とてつもない一撃を鬼殺隊に向けて放ちます。
体中から刃を出す黒死牟。次の攻撃を繰り出そうとした時!
無一郎は薄れゆく意識の中で、赤い刀『赫刀』を出現させます!
さらに縦に両断された玄弥が最期に放った血鬼術。
それにより再度固定される黒死牟。
赫刀の力は黒死牟にすらとてつもない威力を発揮します。
その赫刀をみて黒死牟が思うこと・・・。
縁壱さんとの会話でした。
後継者がい居ないことを憂う兄。
しかし、弟の縁壱さんは涼やかな笑顔で言います。
“次の才ある者達が必ず産まれる、いつでも人生の幕を引けばいい”と。
そう、縁壱さんの言う通り、
今この瞬間、鬼殺隊の若き剣士達が、赫刀を出現させたのです。
そして、鬼殺隊はついに!
黒死牟の頸を落とすことに成功するのでした・・・!!
第176話 侍
黒死牟は頸を斬られても、その出血を止めます。
復活しようとしています!!
そこに攻撃を畳みかける悲鳴嶼さんと不死川。
その乱戦の中、無一郎と弟の玄弥の死を認識していた二人。
不死川は涙を流しながら斬りかかります!
そして頭を再生する黒死牟!
私は頸の切断をも克服した!そう高揚します!
しかし、鬼殺隊の刃に映る自分の姿。
それは、まさに怪物。
そこで、黒死牟は自問自答します・・・。
これが自分が成りたかった
『この国で一番強い侍』の姿なのか?
そこに繰り出される鬼殺隊の攻撃。
脆く崩れ、再生できない黒死牟。
こんなみじめな姿になってまで成りたかったもの。
それは・・・、
『縁壱「ただお前になりたかったのだ」』なのでした・・・。
第177話 弟
太陽の如く輝ける存在の縁壱さん・・・。
双子が忌み嫌われた時代。
格差をつけて育てられた二人。
兄から見て弟は、母離れできず、
常に母にくっついていた存在。
そんな弟を可哀想に思い、手作りの笛を弟にあげたこともありました。
笑うことも少なく、口もきかない縁壱さん。
しかし、7つの頃、初めて持った木刀で大人を打ち負かします。
透き通る世界がすでに見えていた縁壱さん。
そして類稀なる身体能力。
そう、兄よりも才を持っていたのです。
しかし、
「兄上と凧揚げや双六をしたいです。」
それが縁壱さんの純粋な気持ちでした。
求める才能が、その人にあればどんなにいいでしょう。
しかし、天はそれを許さないもの。
自分が憐れんでいた弟が、実は自分よりも遥かに優れた才を持っていたのです。
そんな時、母が死に、縁壱さんは家を出ます。
兄からみればただのガラクタの、兄からもらった笛を大事に懐に入れて。
その後、母の日記には病で左半身が麻痺していたこと。
それを縁壱さんが支えながら歩いていたこと。
そして、自分が後継ぎにならぬよう、兄が後を継げるよう、出ていったこと。
それに気付いた時、縁壱さんが天才であることを認めると同時に、
激しい嫉妬を感じてしまった兄なのでした・・・。
178話 手を伸ばしても手を伸ばしても
縁壱さんが家を出ていって10数年。
家庭を持ち、平穏な日々を送っていた兄。
ある時、鬼に襲われます。
それを助けたのは、何と!行方知れずだった縁壱さん。
そして、鬼を容易く打ち倒し、兄に謝ります。
到着が遅れたこと、配下の者が死んだこと。
兄はその剣技を自分のものにしたいと、家庭も家柄も捨て、鬼狩りとなります。
そこでは、縁壱さんは分け隔てなく剣技や呼吸を教えていました。
日の呼吸の派生である各種の呼吸が出来たのもこの為。
しかし、誰一人縁壱さんを超えられず。
そして、痣が出来た者が死んでいき、早死にしてしまうことが発覚。
剣技を極められず、しかも時間もない。
悩んでいた所に無惨が現れます。
そして、無限の時を手に入れる為に鬼となった黒死牟。
それでも、縁壱さんには最後まで勝てなかった。
寿命の尽きた縁壱さんに勝つことはもう出来ないのです。
憎悪をたぎらせ、死んだ縁壱さんの体を斬り刻む黒死牟。
そんな縁壱さんの体から、
あの時の笛が出てきます・・・。大事に持っていたのですね。
何もかも捨てて鬼とまでなったのに、結局届かない縁壱さんという存在。
「私は
何の為に生まれてきたのだ 縁壱」
そして崩れ消えた黒死牟。
そこにはあの時の笛が残されていたのでした・・・。
真の表紙
私、このカバーを外した所にある“真の表紙”。
とても好きなんですw
『もしこうなったらいいな~』
『こういう過去だったら幸せなのにな~』
そういう絵が描いてあるんです。毎回。
全てを語る“真の表紙”
今回の“真の表紙”。
この20巻を集約している気がするんです。
まだ小さい頃の兄と弟。
弟の願いは、兄と双六や凧揚げをして遊ぶことでした。
結果、その弟の願いは叶わず、弟は家を出ていきます。
そして、鬼狩りとなった二人。
兄は弟を、決して超えることが出来ませんでした。
その為、自らを鬼と変え、永遠の時を手に入れます。
その後、数十年が経ち、
老人となった弟に、殺されそうになる兄。
しかし、弟の寿命により兄は勝てませんでした。最後まで・・・。
兄はただ弟になりたかった。
ただ、弟の才能が羨ましかった。
そして、弟は兄のことが大好きだったんですね。
本当に大好きだったんだと思います。
そして、とてつもなく優しいんです。
自らを犠牲にしてでも、兄に幸せになって欲しかった。
でも、その弟の兄を思う気持ちは兄に伝わりませんでした。
兄は弟に嫉妬し、憎悪を持つくらいまでになってしまいました。
でも、兄も
本当は弟に嫉妬することなく、
こうやって普通の兄弟のように
遊びたかったんじゃないでしょうか。
その兄弟の願いがこの真の表紙に描かれているんです。
本当はこうなって欲しかったなぁ・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました♨
ネタバレ注意!!感動の最終回はコチラから👇
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