伝説の『チーズミート』帯広の喫茶きんぐの『チーミー』よ永遠なれ
今回は、北海道帯広の“珈琲きんぐ”の看板メニュー、
『チーミー』こと『チーズミート』について書きたいと思います!

こころ

咲夜
どうですか、このボリューム!!
鉄板にアツアツのミートスパゲティ、そしてこぼれんばかりの大量のチーズ!!
これが、北海道は十勝地方の帯広市にある喫茶店、
「珈琲きんぐ」の『チーミー』こと「チーズミート」なんです(*^_^*)
・・・はい。
そうなんです。
これ、もう食べられないんです・・・。
2018年12月28日に、惜しまれながらその営業に幕を閉じました。
ですが、
私の今までの人生で食べた美味いものランキング3本の指に入る、
この『チーミー』についてどうしても書きたいので、どうかお付き合い下さい。
チーミーと私の出会い
私とチーミーの出会いは高校1年生の時でした。
現在は札幌市在住ですが、
北海道の片田舎である帯広市は、
私が幼少期から高校生までを過ごした、実家もある地元です。
まだまだケツの青っちょろいガキンチョだった15歳の私。
ちょっと悪い先輩に連れられて、喫茶店というものに初めて行ったのです。
帯広駅から徒歩10分、“広小路”という商店街(今は閑散としていますが・・・)の
近くにある喫茶店。それが喫茶きんぐでした。
看板は、お店の外にありますが、
お店自体は2階にあるので、階段を上がっていく感じです。
“カチャーン”という鈴のついた扉を開けると、
「いらっしゃーい」という優しい男性の声。
今後このお店に、20年以上に渡って通うことになろうとは・・・。
その時は思いもしませんでしたwww
店に入ると、声と同じく見た目も優しそうな男性が一人でお店をやっています。
本当に一人なんです。
水を運んできて、注文を聞いて、料理を作って、会計をして・・・。
今で言うとワンオペってやつです(^_^;)
なので、料理が来るのに時間がかかる。
私たちは結構団体で行くことが多く、
皆、時間のかかるチーミーを頼むので、数十分から1時間くらい待つこともありました。
でも、それも楽しい時間だったんですけどねwww
お店の雰囲気
店の角から見た感じです。
カウンター数席とテーブルが数組。そんなに大きな店ではないです。
テーブルが昔のゲームセンターの台っていうのも、雰囲気ありますよね。
ゲーム自体は壊れていて、出来ませんでしたが。
昔は出来たみたいですw
奥には「アースウインド&ファイアー」のポスターが貼ってあります。
これ、ずっと貼ってありますw
私が通い出してから、最後まで貼ってありましたねw
いつから貼ってあったんでしょうか。開店当時からなのかな・・・?
私たちは、いつもこのソファーに陣取って座っていました。
友達とたわいもないことを喋る・・・。本当に楽しかったですね~(*^_^*)
そんな中、私たちが騒いでいても、その優しい男性は怒らなかったですね。
皆、「マスター!」と呼び、慕っていました。
今思えば、本当に営業妨害だったんじゃないかな・・・
と思えるほどはしゃいで、騒いでましたね(^_^;)
何時間も居たし・・・。
完全に、私たちの高校のたまり場になってましたね。
でも、マスターは「またよろしく」って笑顔で送り出してくれたんです。
居心地も良くて、本当、毎週末のように行っていましたwww
その後、私は東京の大学に進学し、そのまま東京に就職。
数年経って、結婚を機に北海道に戻ってきて、さらに十数年。
高校生の時が一番通っていましたが、
長期休みなどで帰省する度に、必ずきんぐに行ってチーミーは食べていました。
つまり、高校1年の時から、かれこれ20年以上通って食べ続けていることになります。
こんなに長い間に渡って、同じ物を食べ続けるなんて、
あんまりないことではないでしょうかw
そんな珈琲きんぐ。
私の青春の思い出がつまった素敵な場所です。

こころ

咲夜
チーミーとは
そんなきんぐの「チーミー」こと「チーズミート」。
これが正に青春の味なんです。
さて、鉄板に乗せられたミートソースが、
オーブンで焼きたてのアッツアツの状態で、目の前に登場です!
早速、フォークで麺を巻き取って持ち上げます。
麺は太め。もう重いくらい!とても食べごたえがあります。
そして、懐かしの赤ウインナー!
昔はよくお弁当に入っていたような、なかったような・・・。
そんな昭和をビシビシ感じさせるアイテムがそそります。
甘さとコクのあるミートソースに、チーズが絡んで・・・、
メチャクチャ美味い!!
私、数年前に、会社で「明日死ぬとしたら何を食いたいか?」
という話題になった時。「きんぐのチーミー」とガチで答えたことがあります。
(ちなみに二郎を知る前です・・・)
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油が多めですが、私昔から油大好きですので、
ペロっといただいちゃってました。
鉄板に乗せられてるので、最後の最後までアツアツで楽しむことが出来ます。
本当に全体的に甘いんです。それがウマイんです!
100円増しで大盛り、200円増しで特盛と、
大盛りにも出来るのですが、高校生の時は、超特食べてましたね~。
マスターに特盛じゃ足りなくて、
「特盛」以上のものありますか?って聞いたら、
『超特があるよ』
と超絶大盛りチーミーを出してくれましたwww
高校卒業して、東京の大学に行っていた頃。
帰省した時に、チーミー食べた時は、特盛×2を食べたこともありました(^_^;)
きんぐのメニュー
さて、前後しましたが、きんぐのメニューを載せたいと思います。
この手作りのメニュー表。
実はちゃんと見たことはなかったんですよね。
もう昔からチーミー一択でしたので。見る必要がなかったというか・・・。
ウチの嫁さんが、
ボンゴレを食べていたことがあったので、その写真を載せておきます。
これがまた美味そうなんです!
ただ、自分では選ばないですね~。もうチーミー一筋なのです(^_^;)
よくみると、ボンゴレにも赤ウインナー入っていますね。
きんぐの料理には定番なんですね。
さて、メニューを改めてよく見てみると・・・
営業時間は10:30~21:00。
チーミーはやはりお店的にも人気No1なんですね!
しかも、ハーフなんていうものがあったんですね!
600円でちょっと安くて・・・。
確かに、私は超特ペロッといっちゃいますが、女性の方なんかは、
普通盛りのチーミーでも多いっていう方、たくさんいらっしゃいました。
でも、こんなメニューあったかな~と思っていたら、
どうりでそのハズ。平成26年5月からなんですね。
現在のチーミーの値段は800円でしたが、
私がよく食べていた高校生の時は650円だった記憶があります。
少しずつ値段も上がっていったんですねw
他にも、ナポリタンやミートソース、
和風系も・・・意外とメニューたくさんあるんですね。
こんなことなら、全部食べておけば良かったな~(T_T)
惜しまれながら閉店
そんなきんぐですが、前述の通り、2018年12月28日に閉店しました。
私、たまたま11月に最後に行ったんです。
12月に閉店するというのは、SNSで知りました。
忙しくてその後は行けなかったのですが・・・。
ただ・・・
『これが最後のチーミーだ!!』
って思いながら食べれなかったことが心残りで・・・。
もう一回食べたかったなぁ~(*^_^*)
でも、それ以上に、
マスターに、最後の最後に会えてないので、
「また来ます」
「またよろしく」っていう、いつもの挨拶しか出来なかったので、
ちゃんと、
『今までありがとうございました。お疲れ様でした。』
と面を向かって感謝を伝えたかったです(T_T)
マスター、体に気を付けて、これからも元気で居て下さい。
本当にありがとうございました!

こころ

咲夜
誰かレシピを伝承して、きんぐを継いでくれないかなぁ~♨